【パワーメーター】LPC810デバッグ動いた<Lチカ迄に2日>

Lチカするまでに2日間もかかったのは初めてです。
今まで、mbedオンラインコンパイラのお世話になってどれだけ楽をさせていただいていたか身に浸みて感じました。
いつものやり方だと、解説ブログを検索してその通りにすればOKだったのですが今回は下記原因で、2日間はまってました。
今日は、NewProjectを作るところまで備忘録しておきます。
これだけで50回以上クリック作業があります。

●2日間もかかった原因は、
原因1:LPCXpresso8.2.2バージョンの解説ブログが無かった
=>3日後に、解説ブログ発見しました。ここは役立ちます。
http://d.hatena.ne.jp/mikkabo/20150401/1427884646
更に、教科書も入手しました。CDROM付で便利です。
「挿すだけARM32ビット・マイコンのはじめ方」CQ出版

原因2:ハード構成が自分のものとは違っていた
原因3:プロジェクトの作り方を解説してないのがほとんど
原因4:mbedとまったく違った、プログラムの書き方
原因5:デバッガーの動作が不安定で緩慢
原因6:NXP社がXpresso仕様をコロコロ変更している。
Qualcom社に買収されたらしく、方向性がぶれてる。
比して、ARM mbedの偉大さが感じられます。

<<<詳細な備忘録を残しておきます。>>>
●配線
LPC-LINK2はNXPのページ
http://www.nxp-lpc.com/lpc_boards/lpc-link2/note/note1.php

LPC810への配線回路は、

LPC-LINK2 LPC810
SWDIO SWDIO
SWCLK SWCLK
3.3V Vdd
GND Vss
PIO0_1 抵抗330ΩーLEDの+足ーマイナス足ーGND
プログラムのピン設定次第

私のハードは、LPC-LINK2とブレッドボードにLPC810を載せて配線しました。その結線は
トラ技2014年2月号79ページの図4を変更して使ってます。
リセットスイッチのPIO_01ピンにLEDを入れてます。
リセットスイッチは、LPC-LINKをデバッガーとして使っているので、リセットはPCから自動でかかるので、スイッチ必要ありませんでした。

●役だったこと
①ARM32bitCPUとCMSISの基本的な知識
2011年に書かれた「32ビットへの誘い」は未だ、mbedという言葉が無かった時代で、ARMマイコンの基本を判り易く説明されてました。
http://elm-chan.org/junk/32bit/report.html
ここで、CMSISがコアライブラリで、ペリフェラルライブラリーは各社が作っているが、マニュアルが不完全だとの話しがあって納得できました。2011年から6年たっても状況が変わっていない点が不思議ですが。

②LPCXpressoでNewProjectを作ってLチカさせるまで
経緯:LPC810のLチカ記事は、十数例もあるのですが、
2012~2015年までで、近年は、ほとんどありません。
全体にいえるのは、既存のプロジェクトをLPCXpressoにimportして、ビルドする点で、初心者にとって、プロジェクトの作り方がブラックボックスになってしまって、後で応用が効かない学習方法になっている点が、欠点です。
ココがいい:
その中で、2014年でも、NewProjectからプログラムを作ってLチカを解説されているブログがありました。ここは貴重ですので、保存しておいたほうがいいです。プロジェクトを作るときに用意するライブラリーの選択をきちんと説明してます。ソースの解説もあって別のプログラムの応用もできるようになります。
http://www.botebote.com/pwiki/index.php?LED%A5%C1%A5%AB%A5%C1%A5%AB%28LPC810%29

上記の右の基板はトラ技記事で基板が付録についていたものですが、今でもマルツで組立てキット販売してました。
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/743953/

●LPCXpressoの操作(初心ユーザーの参入障壁です)
上記ブログを見ながら、クリックしまくりでした。
非常にややこしいIDE操作です。慣れるのに数十回ビルドしないと慣れませんでした。
注意点1:デバッガーのスタート
デバッグのクリックもQuickStartPnelでDebug’プログラム名'(Debug)文字を押す場合と
ツールバーのデバッグ虫と矢印マークを押す場合で立ち上がったり立ち上がらなかったりと不安定な動作をする。
注意2:デバッガーを終了したつもりでも、基板では動いている
USBを抜いて、数秒待ってからいれないとデバッガが止まらない。
注意3:デバッグを押す前にWINDOW類を全て閉じておいたほうがよい。前回の操作のWINDOWが残っていると現在のデバッグ準備状態がわからないので、全部と閉じてからデバッグスタートしたほうが混乱しない。

注意4:一度プロジェクト登録を失敗してプロジェクトを消去してもライブラリーは残っていて再登録ができなくなってしまうので新規プロジェクト作れなくなります、その場合は、アプリを最初から起動して最初のworkspaceを失敗したのと違う場所に新たに作って最初から作り直す必要があります。プロジェクト編集する機能が無いみたいです。関連付が複雑で簡単にはいじれないのでしょう。

 

●操作備忘録
LPCXpressoのNewProjectを作るScreenShot17枚羅列します。
見る人居ないと思いますが、備忘録です。

1:真っ白状態からスタートです。インストールしたてで注意は、自分のworkspace(プロジェクトファイルがある場所)が
どこにあるか把握しておくことです、複数箇所に出来てる場合があります。

2:NewProjectを作ります。LPC810用です。
画面左下のWINDOWがQuickStartPanelといいます。
ここのNewProjectをクリックすると窓がでてきます。
LPC810をクリックします。LPC800>LPC81x>CProjectで
Nextが点くのでNextクリック

3:Pfoject名を適当に記入して、Next押し。


4:ターゲットCPU(動かすCPU)を指定、今回はLPC810


5:ライブラリーをimportする窓が現れます。importを押す

6:import選択窓が現れます。しつこいです。

7:Browseしてライブラリの入ったzipファイルを選びます。
C:\nxp\LPCXpresso_8.2.2_650\lpcxpresso\Examples\Legacy\CMSIS_COREを出して、CMSIS_CORE_Latest.zipを選択して開く

8:プロジェクトに取り込むライブラリzip決定画面をNext押し

9:大量のライブラリーの選択画面がでる

10:全部選択すると訳がわからなくなるので、必要最小限にしたほうが良いので、まずは、deselectAll押してチェックを全部消す。一度ライブラリをimportすれば他のプロジェクトでも使えます。LPC810を動作させるには、LPC8xx系基本ライブラリーの
CMSIS_CORE_LPC8xx(CMSIS_CORE_LPC8xx)をチェック

11:nextで選択済窓がでて、次に補助ライブラリーとして
peripheral driver を探して選ぶ。
C:\nxp\LPCXpresso_8.2.2_650\lpcxpresso\Examples\Legacy\NXP\LPC800から”LPC8xx_Libraries.zip”を選択して選択済画面に戻ってNext押し。

12:import画面が現われて、lpc800_driver_libを選んでFinish

13:最後の窓がでる、下に2つテキストボックスにライブラリー名を選択できるようになっているので、
CMSIS CORE LibraryがCMSIS_CORE_LPC8xxを表示
補助ライブラリーとして、Peripheral Driver Libraryを選ぶ
lpc800-driver-lib を表示してFinish

14:次のCMSIS DSP Libraryの選択窓が現われますが、これは
今回は、必要ないそうです。Next押し。

15:次にMTB OPTION窓がでてきますが、これは、メモリーをデバッグ時に喰うので、チェックを外してからNext押し

16:次のその他OPTIONもCODE READ Protectionは要らないのでチェックをはずしてFINISH ようやく終わりです。

17:ようやくNewProject ‘LPC810_test’が完成しました。
開くとsrcにcプログラムが入ってますが、プロジェクト名と同じcファイルがmainが入るプログラムですので、これをダブルクリックして開いて、プログラムを書き込みます。

 

●以後
NewProjectを作るだけで、50回以上クリック作業が必要となります。これがあるので、皆さん既存のprojectをimportしてデバッグ作業をする解説をしているのだと思いますが、実際この作業の解説が無いと初心者は、一歩も進めないので、備忘録をしっかり残しておきます。明日は、プログラムを書いて、ビルド、デバッグについて備忘録を書きます。
トラ技のLPC810用プログラムがありましたが、このプロジェクトは読みこむことができませんので、上記のNewProject作業を
やって、ソースにコピーしないと動作できません。それは明日以降です。http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/download/2014/TR1403S.zip

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