【6分力計2018】crossbeam式軸力抽出<せん断応力を測る>

コンパクトで剛性が高い6分力計をつくるアイデアを検討してます。クロスビーム型で曲げモーメントはねじり方向を除いて測定できることは解析済みですが、ねじりと軸力は、単純に専用のユニットを積み上げれば出来るのですが、大きくなって剛性が低下して昨年のMF2017出展の6分力計と変わらなくなってしまいます。

●軸力の課題
ここでいう軸力とは、鉛直方向の上下の力をさしてます。
曲げ応力は、モーメント測定で使ってしまっているので空いている側面を活用して軸力とモーメントを抽出するのか課題です。そこで、せん断応力が使えるかを見てみました。

X軸BEAMのXY面でせん断応力を測定します。
ゲインは10NのFy(軸力)で応力>せん断XYでみて0.1MPa(N/mm2)でてました。同じ条件でσxx応力>法線XXを読むと-0.12MPaでてました。σxxは曲げモーメントMz用に使いますので、このX軸BEAMでは、せん断応力でFy荷重を測定する以外に選択の余地はありません。
■せん断応力の原理
せん断応力をひずみゲージで測定するのも以外と簡単で左右のせん断力の間にゲージをいれて45度に傾ければひずみゲージの伸び縮みとして検出できるという説明図です。

●以後
ねじりモーメントは、空いているBEAMの側面の曲げを測定すればできそうです。6分力の全ゲージ位置出力とクロストークを測定するのが結構大変な手間がかかりそうなので測定条件表を作って、できるだけ最短距離で検証できるように工夫します。

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