【6分力計2018】Fz精度5%前後<Fz変更/干渉補正万能ではない>

6分力一括で干渉補正してみたのですが、3分力で干渉補正したほうが精度が良いことが分かりました。
多項式になると増えた分力のノイズとかドリフトも食らうので
力学的に線形性がなさそうな分力同士は、干渉補正に加えないでデータ処理したほうが精度がよくなるみたいです。

●精度検証
水平板上に錘を載せて5か所x5個でデータを作って
6分力で干渉補正した場合と3分力で干渉補正した場合を比較


下記波形グラフでも1chMy2chMx3chFzが主な出力となってます。しかし、よく見ると、山

形状関係を左から眺めてみると左端がCENTER荷重で、モーメントMxMyは発生してないのはOKです。次がX+位置荷重ですがMxMYで均等にモーメントが発生していてこれもOKです。次がY+位置荷重ですが、これは青いMxモーメントだけ発生してます。次がX-位置荷重なのですが、ここでは3CH緑のFzが発生してません、モーメントは発生していてFzがでてない荷重位置があることは、Fzセンシングにおいてはまずいのではないかとおもうので、ここ詳細に調べてみます。これがあると精度が落ちると思いますので、1/3Arrowの欠陥かもしれませんので、代替え案も考えてみます。



①6分力干渉補正計算 FxFyFzMxMyMzをパラメータとして
処理したが、荷重がかかるのは、Fz,Mx、Myだけで
FxFyMzは、わずかな干渉とノイズとかドリフトの値が混ざってます。下記グラフのように、Fz精度は、45gでは30%誤差と
全くNGでした。


②3分力
主にゲインがでているFz,Mx,Myだけで計算処理
すると45gでは10%までいってしまってますが90g以上では5%以内にはいってます。

●結果考察
①干渉補正のデータ取得実験での荷重条件は工夫が必要
a)全部一挙にやるためには、重力方向荷重だけでは不可能
荷重1回について単独の分力がきれいに出せる負荷方法がないと正確な干渉データがとれないみたいです。純粋なモーメントをどうやって負荷するか冶具を作っていかないと無理みたいです。
b)1回のセットで全部やれないので複数セットでやって計算で合体させても大丈夫か確認する必要がある。

②多項式だとそれぞれのドリフトが重なって誤差が大きくなる
c)ゲインがすくない分力を計算にいれると誤差が大きくなるので
いれないほうがいい場合がある
d)クロスビームがドリフトが大きいので、リアルタイムドリフト補正をmbed側でトライしてみる必要がありそう

●以後
5%程度だと地球儀ポインタは無理なので、地球儀ポインタ用にはサイズを無視して高精度機を作らないとダメだと思います。
Roverbalでサイズが大きくてもドリフトが少ないものを作っていこうと思います。

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