3月27日 ブンリン2005モデルテレマークスキー
試乗参加日記
3月27日、今週は疲れたので山にもいかずに、試乗会と物欲をかきたてる行事に参加してきた。
佐野坂スキー場のフェスティバルの一環で各社のスキー試乗が出店するなかで、
ブンリンさんの出店が目立っていた、何しろ30本近いテレマーク板が試乗できるのである。アルペンスキーヤーも立ち止まってながめている。なかには、靴を借りて初テレマークという方もいらっしゃる。さすが、テレマークのメッカ信州だからできるこの試乗会であった。
しかも、パタゴニアカップ、シャルマンクロスとぶつかりまくりで、テレマーカーは27日は少なく参加者は20人程度ではなかったかと管理人は予想している。おかげで、テレ板時間無制限乗り放題という、他のアルペンスキー20分以内という制限無しで、日頃の板に対する疑問と欲求を一気に爆発させることができたよい1日であった。
ブンリンさんのみなさんありがとうございました。
佐野坂に10時前に到着、さっそく受付のテントで参加証を購入、リフト券、昼食券(1000円)、参加証付きで3000円なので、普段のスキーチケットより格安です。
実質、試乗会は無料ということです。
ブンリンさんはすでに開店しており、ちらほらテレマーカーがのぞきにきている、私の参加証は68番15時までに何本試乗できるか体力との競争である。コースは、試乗会の直上のカービングコース というところで、広い中斜面で、かっと飛びできる絶好の試乗バーンです。アルペン試乗者たちも続々切れるすべりで落ちてきます。
下写真のテレマーカーは、文林さんの後ろ姿です。
左からRossignol T3,T1,T2,VectorGlide Steerです。T2は、注目していたので真っ先に乗ったのですが、今日のぐさぐさ春雪では、T1、T2は以外と不安定で、ばたついた。その分
太いT3は、安定しておりぐさぐさの雪に突っ込んでも何もなかったように滑れた。私の滑り方の特徴で、悪雪時は、後ろに加重をほとんどかけてしまうため、後足のスキー板1本で十分安定感のある板でないとうまくすべれない。だから、太めで減衰能力のあるばたつかない板が相性がいいです。
VGのSteerは、女性用とのことでしたが、他の太い板より扱い勝手がよくターンの始動から仕上げまでそこそこであったがT3ほどの安定感は当然なかった。
次はK2板ですが、現在Enemy01を使用していてK2のターン始動の良さ安定感は、好きなので相性がいいだろうと思ってました。左からPistePipe、WorkStinxですが、いずれもターンのしやすさ、ばたつかない、安定していてさすがK2の仕上げです。私には、PistePipeは、重い感じがしました。
次の赤い板が、ATOMICの2005モデル TM22TELEMARKです。この板細くて、いかにもアルペン板に見えたのですが、どっこい、ばりばりの運動性能をもつ高性能テレマーク板でした。ショートターン、ロングターンまで安定したターンが思いのままでした。
この板は新雪深雪はだめでしょうけれど、浅い春雪などでは、万能ではないでしょうか、現在乗っているEnemyよりも一枚上手の板ですので、来シーズンの購入したい一番の板です。
次は、KARUHの板ですが、BEARというの黒い(CODIAK)のと白いの(Glizzly)ですが、CODIAKに乗りましたが、ターンの切れもよく安定していてK2のPsistePipeに似た感じがしました。
右側のKaruh JAK BCですが、ファットなので、今日のコースでは全く適さない板でしたので、オールラウンド目的では使えません。
左の白いのもKaruhです。Karuh AGENTという板ですが、柔らかすぎてばたつきが激しくて今日の雪質でかっとぶの無理でした。低速でパークで遊ぶ板なのか小回り専用の板なのかもしれません。Karuhの板に関しては、栂池のまほろばクラブの石木田さんのインプレッションが出てますので、そちらをご覧ください。
真ん中の草色の板がBlackDiamondのHAVOCです。太めですが目立たない板です。しかし、これに乗ってみると、悪雪など関係なしで大回りの高速ターンが自在にできます。強い板という感じです。板も重くなくてDynastar
Bigより扱いが楽ですので、ファット板としては、次期購入検討にいれてもいいかなと感じております。ファットは、K2にたくさんあったのですが今日は、ありませんでした。PE,、セスピストル,AKエネミー 乗りたかったです。
今日の感想としては、K2は当然ながら、BlackDiamondがなかなかいい板をだしていることがわかりましたので、1本くらいBD板を持っていてもいいかなと思いました。そして、絶対ほしいのは、ATOMIC
TM22の2005モデルです。以前のモデルを柔らかくしたがばたつきがないモデルで大好きになりました。
文林さんも仕事と趣味を兼ねていろいろな板の味見をされていました。
滑りもさすがに、経験を物語っていて、なめらかできれいです。姿勢もご自分でチェックされながら、考える滑りをなさっているようで、やはり、スキーで飯を食っている方だけあって、いい滑りをしておられました。