5月7日 立山お気楽スキー2日目      初日   3日目

今日は、山崎カールに行った。朝8時出発雪面は凍って硬い、まだ、夜になると寒く水は凍ってしまうくらいだ。

山崎カールロウソク岩周辺食いまくられていたので左斜面へ登る

いざ、出発正面の山崎カールの雪が切れる場所まで、軽荷で登るのはひさしぶりで快調に登れるつもり、まっすぐ行かないで手前の小さい尾根沿いにみぎから巻いて1段目の平地にたどりついた。途中スキーを担いで、アイゼン登行となった。雪が堅めでアイゼンがよくかんでがんがん登れた。スキーを背負っても普段の重荷のせいで軽くかんじられる。エネミーとチリでも総重量5.2Kgくらいなのでザックをたしても10Kgいくかいかないかである。

山崎カール取り付きの斜面にいっぱいトレースがある。空きはあるか心配になってきた。

2段目の急斜面を登っていくと片斜面にボーダーのトレースがある。見事にとんがった岩の手前で当て込んである。気持ちよかっただろうなと思う。

ろうそく岩が見えてきた。と同時にほとんど食われていることがわかった。岩の間はトレースの重ね塗りで右の雪庇ぞいも大きなターンが何本か入ってしまって踏まずにおりることは不可能であった。そこで、この写真左の急斜面に目をやると誰も入ってない。1本壺に登った跡らしきものがみえるだけでトレースは、ない。

1本の壺のような跡は、落石が転がってついた跡であった。まっすぐな1枚バーンですべるには都合がよさそうだが登るのがちょっと大変かもしれない。しかし、ここまで来てマイトレースがないとなると、来た意味がないのでここはがんばって登った。堅めの雪が融け始める時間帯となってきた。GPSをみるとここで2750mある。

フラットな急斜面を1時間くらいかけて登った、とっかかる場所がないのでてっぺんの岩場に着くまで気がぬけない、石松は高いところは嫌いなのです。板を履くとがらっと変わるのですがアイゼンで登るのがなんとなく怖いです。この1枚バーンちょっとこければ下まで一気に滑り落ちてしまいます。スキーでこけるよりアイゼンひっかけて転ける可能性のほうが高い感じがしたからです。

2900mの岩場に到着、ようやく景色を楽しむ余裕がでてきた室堂を頭ごなしに眺められる雲が影を落として面白い

岩の上で板を履いて斜面に出ると、緩く見える、八方の裏うさぎくらいか、しかし、雪の下が硬いずれてしまう、数ターンは調子みながら滑って、雪が少し緩んできたので一気に下まで降りる、この斜面ジャンプターンしかないので刻みまくって数えてみたら27ターンジャンプしてようやく停止した。いつものじゃばらシュープールの出来上がりである。弧を描いているのは後ろ足である。

マイトレースを撮っている間にどんどん雲が落ちてきた。急いで下る、10分後にはもう山崎カールガスに中に入ってしまった。どんどんガスがおちてくるので中盤斜面のマイトレース眺める余裕ない。本当は結構目立ついい斜面あったのですが。でも、目的の最上部からのマイトレース撮れたので午前中の目的は果たしました。山は午前中が勝負ですね。

下を見ると雷鳥テン場まで高度がまだある、もうふた滑りくらいできそうです。

最後の斜面を刻みましたが、雪が腐っていてトレースみにくいです。2時間後に晴れてきて撮った写真の左隅の部分です。

12時半に帰ってきて、水割りを飲んで、ビールも飲んで眺めていたら2時すぎから雲が晴れてきた。しかも凪状態、これはもったいないということで雷鳥沢を登れるところまでのぼることにした。酔っぱらった勢いで登ったので1時間くらいでダウン。標高2500mくらいまで、250m登ったことになる。雷鳥沢から眺めは立山全体がよく判って良い。

さらの斜面を滑ろうとおもったら、上から山スキーヤーカップルがしっかりトレースを入れてくれた。ここは雷鳥沢だからしょうがないし、斜面を探すずくもないので、えいやでここを降りた、いまいちのターンですが、まあ、雷鳥沢も刻んだという記念写真です。この後、ぞくぞくと登ってくるボーダースキーヤーが現れ、夕方5時過ぎまで絶えることなく合計で十数名が滑っていました。私は、雷鳥沢を右へとトラバースして直接雷鳥ヒュッテに行って、温泉につかりながら、窓から自分のトレースを追って楽しんでおりました。今日は、午前中ガッツに滑って、午後も飲んだり滑ったりで最高の天気のおかげで立山メインイベント無事終了できました。明日は、帰りなので最後の夜ということで、食料、飲み物かたづけるため目一杯食いました。おかげで、今回は、太って下界におりてきました。