7月18日 60日目はやはり白馬大雪渓でした。
3連休なのに、中一日しか山へ行けないという事情になってしまい、剣沢行きがなくなった。しょうがいないので、18日は猿倉までと松本8時出発。
二股で、なんと駐車場満車でストップ、整理員さんが、そろそろ降りてくる人達がいるだろうから登っていいよと言ってくれたので、何とか猿倉まで行けた。途中何台か下りの車とすれ違ったので、駐車できるだろうと思ったら案の定奥の奥で2台分空いていた。いつも早朝くるのだが、今日早朝に来たらまず、入れなかったかもしれない。
長走沢にするか、どうするか林道で迷ったが、登山者のアリの行列でも眺めにいくかと思い。白馬尻に向かった。
雨が降ってきたので、上だけ着て、せっせと歩く。
松本駅前くらいの人の量である。観光地白馬大雪渓である。
白馬尻小屋まで45分、小屋からは、未だ雪渓が見えない。15分くらい登ってようやく雪渓取り付きとなった。
トレッキングシューズを袋にいれて少し離れた木にデポした。スキー靴にアイゼンをつけて登始めた。アリの行列がずっと続いていた。
遠く葱平が見えてきたが、どうやら、右側の雪渓に雪がない。石もけっこう露出していて、今日は、葱平より下で滑らないといけない。最悪の雪面状態だ。石ごろごろ氷かちかちである。
風が強く、これ以上登っても滑れる場所がないので、右側の斜面で昼休憩、ツエルトにもぐってうとうろしていたら、パトロールのお兄さんがきて、ここで休んでいると落石にやられる可能性があるので、葱平までいくようにと指導してくれた。登りの人がきれたらスキーで滑るので、待っているところだと言うと、まあ、自分のリスクで居てくれと言って引き返していったが、救護そりを引きずって登っていた。すごい体力の持ち主だなと思った。長野県警のパトロールだろうか。かっこいいおにいさんだった。
昨日も骨折があったそうで、登りにすれちがった女性が無惨に右腕を折ったようで、血塗れの包帯で腕を支えて下っていた。白馬大雪渓といえども、登山しかも結構落石のリスクがある登山道なのでそれなりの覚悟と準備が必要なことを周知すべきだと思います。
2時くらいで人が切れたので、滑り始める。今登っている人は、きっと夕方暗くなるころ頂上宿舎に到着でしょう。雪は、硬く、石が多い。土がへばりついてるので、スキーが引っかかってしまう。こけないように滑るのがやっとこで、ターンどころではない。今シーズン最悪の滑走となった。
下りきって、デポ地点にいくと靴がない。どうしたことか周囲を見回すが、痕跡すらない。
こんな場所で、人の靴を持っていく人も居ないだろうとおもいパトロールが持っていったのではないかと思い、下の村営白馬尻小屋で聞いてみたら、白馬振興協会に聞いてみろということで、帰宅後振興協会に電話すると、白馬館と派出所に聞いてみることを勧められた。白馬館に電話すると、白馬尻小屋に電話するようにいわれて電話すると、なんと届いているとのことでした。どうやら、山小屋関係者が持ってきたようで、なんで靴がそんなところに置いてあるのかわからなかったようである。デポしたと言ったらすみませんとのことで
一件落着でした。山小屋関係者もしっかり登山の常識を持ってもらいたいものです。