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【御礼】10月14日ご来場御礼<マエストロ尾高に感謝>

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を、マエストロ尾高忠明さん指揮のもと無事弾ききることができました。沢山の方々に聴いていただき、この上ない感謝の気持ちで一杯です。終演後、いらして下さった方々から沢山のご連絡をいただいております。順を追ってお返事させていただきますが、ひとまずここで皆様にご報告と感謝をお伝えしたいです。
本当にありがとうございました。
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【ベートーヴェン】協奏曲にあてた雑記と解説

「この曲は最も美しく、かつ詩的内容が豊富である」

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当時ベートーヴェンの弟子であったカール・ツェルニーが述べた言葉です。

この作品は1804年より着手されたのですが、その前年ベートーヴェンは持病の難聴が最も重くなり、遺書を書き残すほどの絶望に覆われ、何度も自殺を試みたと伝えられています。しかしながらその遺書には『死から私を引き止めたのは芸術のみである。自分の使命を成し遂げず世を見捨てることはできない』と続け、生きる意思を明示しています。遺書というより、ある種の意志表明であると推し量ることができます。
実際にその直後から『ワルトシュタイン』『熱情』『英雄交響曲』といった、屈指の名曲を短期間のうちに次々と発表しました。今回の『ピアノ協奏曲第四番』もこの時期の傑作群の一つであり、全体を通して敬虔さ、穏やかさ、柔和さといった趣が感じられます。それはまるで絶望の底に居るベートーヴェンが、ひたすら救いを求めて祈りを捧げている様を象徴しているかのようです。『運命交響曲』のような闘う姿勢とは違い、運命を受け入れ、芸術家としての天命を全うするという、彼自身の静かな決意を見出すことができるのではないでしょうか。

第一楽章 Allegro Moderato
冒頭は静かなピアノ独奏から始まる。次いでオーケストラがそれに呼応し、音楽が展開される。管楽器、弦楽器ともに牧歌的で素朴なメロディーを歌い上げ、そこに晴れ晴れしくピアノが密接に絡み合い、荘厳なフィナーレへ向けて進んでゆく。

第二楽章 Allegro con moto
神的で重々しい弦楽器の問いに対し、瞑想的なピアノによる独白が繰り返される。そこにはベートーヴェン自身の(ひいては人間本来の持つ)脆さ、弱さをありのままに表現しようとした宗教的な意図が伺える。

第三楽章 Vivace
前楽章の様相を受け継ぎ、オーケストラが新たな始まりを奏でる。ピアノとの対話によって次第に生命力が溢れ出し、疾風迅雷の如く華々しいコーダで終結する。

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【コンチェルト】長野市で特訓

いよいよ本番も間近に迫ってまいりました。
ピアニストの深沢雅美先生にピアノ伴奏をお願いし、本公演の調律師である宮沢基一さんに事前のサウンドチェックをしていただきました。深沢先生のスタジオで6時間の特訓に、お二人ともお付き合い頂いてしまいました。改めて感謝申し上げます。
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