7月3,4日 立山剣沢、雷鳥沢夏スキーに行きました。  

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夜明け前、寒くて重ね着をして寝ていたため、寝坊して5時半起床、まわりのテント2張りしか残ってませんでした。皆さん剣岳でしょうね。石松は、今日帰らないといけないので、剣沢をどこまで降りるかを決めないといけない。いい気になって滑ると真砂沢1700mまで降りてしまう。剣御前小屋が2700mだから1000mの登り返しになってしまう。

どこまでも続く剣沢雪渓、鹿島槍が見えたところで登り返し

朝日を浴びる剣岳、天気予報は、曇り雨だったが、大はずれの快晴そのものでした。今日は、剣御前まで200m、雷鳥平から室堂まで200mあるので、400mを重荷で登るらないといけない。時間を逆さんすると、3時の高原バスに乗るためには、12時には、雷鳥平から室堂へ登りだす。12時雷鳥だと剣御前11時には登り返してないといけない、剣沢は、9時半に出発すれば、余裕がある。6時剣沢滑走開始、8時すぎまでにテン場にもどるには、2時間あるが滑り30分、登り1時間半で降りられる標高差は、300mくらいではないかと踏んで、GPSをながめながら2200m付近で登り返すことにして、滑走開始した昨日は、午後だったので、雪は柔らかくコーンもあまりきにならなかったが、今朝は、がちがちに凍っていて、はじかれまくり、特に短いMinEnemyではコントロールが難しい。

休み休み降りても、300m下りなどあっという間です。Sの字カーブが続いて、降りていくのですが、一番せまい ところでも20mくらいはありますので、コース選びは自由ですし、左斜面には雪がたくさんついてますので、急斜面がいい人は、左斜面にあてこめば楽しめます。剣山荘から降りてくることもできそうですが40度近い斜面です。ここか見える一番下までいけば2200m付近だろうということでひろ滑り、コーンと氷の塊がまじっていてとても滑れない状態でした。午後滑ったほうが絶対いいです。

とんがったのが八つ峰1峰というのだろうか、クライミングのメッカです。

アップで後立山 鹿島槍を撮る。白馬から見るよりいい形にみえます。鹿島槍も見えたことだし、ここはあきらめて登り返しを開始、アイゼンをつけてスキーを背負う、軽いので楽ちんです。

白馬大雪渓より落石が圧倒的に少ないし、雪が泥だらけになっていないので、気持ちがいいです。

一番狭い場所です。S字の最初のカーブです。7月中旬の3連休にはここは、切れているかもしれませんが、これ以下は、大丈夫だと思います。 登ってきた人が真砂沢テント場はまだ雪の中で、今シーズンは残雪多いとおっしゃってました。

1時間15分ほどで、剣沢テン場へ戻って、テント畳んで、荷造りです。石松の場合は、結構時間がかります。50分ほどで、荷造り完了、トレッキングシューズで登る。剣沢小屋から剣御前小屋までは、夏道がでている。

剣御前小屋まで、50分くらいで登れた、快調です。後ろからヘルメットを持った二人組が早足で落ち着いてきた。小屋にあいさつをしている。パトロールかもしれない。剣御前小屋でジュースを飲んで、雷鳥坂を眺めて滑走ポイントを探す。右巻きの登山道沿いに雪渓がくっついているポイントが見える。そこからスキーを履いておりることにした。この時期むやみに登山道からはずれると高山植物を踏んでしまうので、まずいです。
 そこで。登山道から植物を踏まずに雪渓にいけるコースをさがさないといけません。

剣御前小屋から大日岳方向へ向かって尾根沿いをすすみ細くなったところから、下り始めます。地図にあるくねくねした夏道です。

ちょっと、急ですがここからスキーを履いて滑ることにしました。あまり下までいくと、へんなコースに入ってしまいますから。結構急なので、スキー靴を頃がしてしまい数m下まで取りに降りました。スキー靴を転がしてしまったの初めてです。どこまで、続いているかわかりませんが、右へ右へ行ったほうがつながっているのではないかということで、数ターンに1回確認しながら滑りおりました。

最初の一滑り後上を見る。硬めですが跳ねられるほどではないので、ターンを楽しめます。

昨日は、ガスっていたが、今日は快晴なので、立山パノラマにしてみました。ずれてしまってすみません。

ここまでが、尾根すじで、いいコースでした。重荷なので遠慮気味でしたが軽荷だったら絶叫かっとびしていたでしょう。あと、一段ありますが、息切れで少しお休みです。

最後の斜面は、5月に酔いさましに登って滑った斜面です。半分くらい狭くなってますが、十分ターンを楽しめました橋のすぐ近くまで雪があるのでぎりぎりまで滑ってまた、重荷で室堂まで登りです。

室堂でバスを待っていたら、すぐ近くの斜面でエアの練習をしている二人組がいた、この2日間で初めて見たスキーヤーでした。派手なコザックしてました、相当上級者かも。
下りのバスは、右側席に座って、称名滝を撮って来ました。

ここまでは、楽しい一日でしたが、立山の駅から車を運転し始めると妙に左腹部が痛む。腸だろうから、食中たりかもしれないと思い、救急用薬品を出してみると、幸い赤玉があったの飲んで一時間くらい寝たら直ってきたんで運転を始めたら、また痛くなったので、国道41号沿いでまた赤玉を飲んで寝込んだ。結局3時間ほど寝込んでようやく、腹痛を収めた。心当たりは、剣沢小屋の生水らしい。今回浄水器を持っていかなかったので失敗だった幸いにして救急薬品を持参していたので、助かった。山行は、あらゆる危険を考えて準備することが大事ですね。

カシミールで撮影位置地図から立体風景を描いてもらいました。鹿島槍でまちがいありませんでした。